うなぎは日本食の代表のひとつでもありますね。質にはピンからキリまであるとはいえ、昨今では年中食べられて、割と身近なメニューかなとも思います。が、うなぎは専門店でしか食べないとか、スーパーで買うにしてもこっちよりあっちの店のうなぎのほうがおいしいとか、購入先を決めている人は意外に多いのではないでしょうか。鮮度やさばき方、そして焼き方やタレの味など、調理の手順の多さとともに、こだわって評価すべき条件が多いせいかもしれません。もちろん、価格に制限をつけなければ、プロの技を凝らした本当においしいうなぎが食べられる名店は数多いのだろうと思います。でも、そういったお店はやはり値段もそれ相応に敷居が高いですし、小さな子ども連れなどだとなかなか行けるものではありません。そもそも、うなぎは高級店に行かなくては食べられない、といったイメージを植え付けたくないものですし、それ以上に、高級店以外のうなぎは食べるに値しない、という固定観念を持つのは不幸なことです。かく言う我が家はどうしているのかといえば、購入先はやはりだいたい決めてはいます。国産で素性がはっきりしていて、さらに加工方法も安心できるうなぎが食べたいので、共同購入ができるルートでお願いしています。加工済みのうなぎが冷凍で届くだけですし、値段の割に小ぶりなような気も実はしています。でも変に甘ったるかったり油っこかったりせず、おいしく食べられるので気に入っています。それほど量を食べたいほうではないので、小ぶりでも十分なのです。
うなぎっておいしいですね。にょろにょろ泳いでいるのを見ると今ひとつ食欲に直結しないかもしれませんが、ほかの鮮魚類と違って、活きのいいのをお店でさばいて焼いてくれるなんて光景は不思議と目にしたことがありません。高級なうなぎ屋さんとかでなら、もしかしてやっているのかな。でも逆に、さばかれる姿を見ることがないせいか、過程を想像することなく、おいしくいただけるような気がします。食べるときには、もとの形はあまり気にならなくなっていますから。しかし、うなぎは日本全国、やはりかば焼きが主な食べ方ですね。
うなぎを食べるといえば、だいたい暗黙の了解としてうな丼、一歩譲ってもうな重というイメージです。つまりは甘辛いタレをつけて焼いたかば焼きをご飯と一緒に食べるということです。魚屋さんで売っているものの、うなぎが魚類なのか何類なのかよくわかりませんが、ほかの魚と違って、塩焼きや煮魚にしたり、はたまた洋風にムニエルにしたりなど、あまり普通には聞かない気がします。少なくとも私は、ほかの調理法でうなぎを食べたことはあまり記憶にありません。ですが、かば焼きにしたうなぎにさらに手を加えたものなら、少しはわかります。たとえば、うまき。
夏のスタミナ食といえば、やっぱり土用の丑の日に代表されるように「うなぎ」。「うな重」、「う巻き」に「ひつまぶし」と様々なうなぎ料理がありますが、関西地方には、郷土料理の「半助豆腐」これもれっきとしたうなぎ料理の一つです。そもそもこの「半助」とは、お寿司の助六のように人の名前のようですが、まあそれは置いておいて、これは、うなぎの一部で、頭の部分のこと関西では「半助」と言います。このうなぎの頭「半助」と豆腐を出汁で煮こんだ料理が半助豆腐。このうなぎの半助が、関西で食べられるようになったのには、ちょっとした理由があります。それは、うなぎの焼き方です。
うなぎの頭を関西では、「半助」と呼ぶ。ご存じの通り、関西と関東では、うなぎの調理方法が違う。関東では、うなぎの頭を落として背開きにして、身だけを焼く。関西では、頭をつけたままうなぎを腹から開いて焼く。そのため関西のうなぎのかば焼きは、頭がついたままだ。もちろん、スーパーマーケットのパックに入って売られているうなぎも頭がついている。このうなぎのさばき方の違いから生まれた関西の郷土料理に半助豆腐というものがある。
うなぎのイメージとは、と聞かれて、最初に浮かぶことは、土用の丑の日、うだるような暑い夏を乗り切るため、うなぎを食べて栄養をつけるという、このどくとくの風習かもしれない。2011年の夏の土用の丑の日は、7月21日と8月2日の2回あった。今年は節電対策の影響でエアコンなどの空調がゆるめられて、夏バテ防止にいつも以上にうなぎでスタミナをつけようと食べられたかもしれませんね。うなぎといえば、やはり蒲焼、そしてご飯の上に蒲焼をのせたうな重やうな丼、想像するだけでおいしそうですね。でも、うなぎには油がたっぷり乗っていて、うな重やうな丼を代表するようにご飯をがっつり一緒に食べるからカロリーが気になるので食べなかったというかたに、今回は、うなぎの違う一面を少しお話したいと思います。