「ひつまぶし」は、うなぎの蒲焼きを細かく刻んで、小さめのおひつに入れた白ごはんの上に乗せたものです。ごはんを混ぜて食べることから「ひつまぶし」と呼ばれています。明治の中頃、うなぎの蒲焼きの出前が多く、たくさんの人数で取り分けて食べられるようにうなぎの蒲焼きを細かく切ってお客さんに出したのが始まりだそうです。そして、出前の際に食器が割れないようにおひつを使ってごはんにうなぎをまぶして出したことが、この「ひつまぶし」という名前の由来だと言われています。当初、「ひつまぶし」がおひつに入っているのは、他のうなぎ専門店と同じように1人前ずつ陶器の器に盛られていましたが、出前をした後に回収した店の若いて店員が器を割ることが度々あったので、多少乱暴に扱っても割れない、かつたくさんの人数分をいっぺんに用意できる容器にするためであったとされています。
そして、うなぎが刻まれているのは。おひつから取り分ける際にうなぎの量を均等に分けて盛り付けられるようにすることが目的であったとも言われています。そんな「ひつまぶし」には4つの食べ方があります。初めは、ごはんの上に刻んだうなぎがのったまま出されるので、これをしゃもじで十の形に切分けます。その後、1つ目の食べ方、そのまま茶碗に一杯よそい、そのまま食べる。
そして2つ目は、おかわりの様に2杯目をよそい、わさびやのりやみつばなどをのせて食べる。3つ目は、2杯目の様にしたものにお茶もしくは、だし汁をかけてさっぱりとお茶漬けのように食べます。最後、4つ目の食べ方は、1〜3のうち最も気に入った食べ方で食べるのが「ひつまぶし」の食べ方です。